リウボウグループの流通3社が10日発表した2019年2月期決算は、売上高が前期比3・7%増の1165億3800万円となり、過去最高を更新した。スーパー事業は古島団地(那覇市)跡の店舗がふるわず、初の経常損失を計上した。ただ、コンビニエンスストア事業がけん引し、3社合計の経常利益は2・8%増の20億4700万円。2期ぶりの増益となった。

リウボウグループの業績の推移

 デパートリウボウを経営するリウボウインダストリー(糸数剛一社長)の売上高は、2%増の181億7千万円で8期連続の増収。店舗改装を進め、新たな化粧品ブランドを投入したことで、訪日外国人客の売り上げが伸びた。上顧客に個別販売をする「外商」事業も好調だった。

 経常利益は22・3%減の1億4400万円で、2期ぶりの減益。店舗改装に伴う設備投資増や、人手不足を補うため新規採用者の給与を引き上げ、既存社員の定期昇給を増やしたことなどが影響した。

 スーパー「りうぼう」経営のリウボウストア(糸数社長)の売上高は、4・1%増の228億2900万円で8期連続の増収。小禄宮城店の新規出店や、無印良品、ダイソーの事業が好調だった。

 一方で「フードマーケット古島マルシェ」の集客がふるわず1億2千万円の損失を出したほか、人手不足を補うための人件費の上昇で経常費用が増加。1983年の設立から初となる、8800万円の経常損失を計上した。

 コンビニ事業の沖縄ファミリーマート(野﨑真人社長)の売上高は、3・8%増の774億7千万円で1987年の開業から32期連続の増収。店舗数が1店増えたほか、弁当や総菜などの「中食」販売が好調だった。経常利益は11・4%増の19億9100万円で19期連続の増益となった。

 20年2月期の売上高は、0・6%減の1158億5900万円、経常利益は24・8%減の15億4千万円で減収減益を予想。サンエーパルコシティやセブンイレブンの開業で競争環境がさらに厳しくなるとし、デパートやコンビニ店舗の改装を進めるなど設備投資が膨らむ見通し。

 持ち株会社のリウボウホールディングスの大城健一社長は「人やモノへの投資の比重を高め、攻めの計画を展開していく。人材確保や育成に力を入れ店舗の魅力を高めていきたい」と話した。