【那覇】冠婚葬祭などの理由で家庭での保育が難しい場合に子どもを預ける「一時預かり保育」を実施する市内の認可保育園の数が減っている。一時預かりの実施園数は2017年度20園だったのが、2018年度には13園、本年度は8園と減少。市は深刻な保育士不足が主な要因だとし、資格を持ちながら働いていない「潜在保育士」の掘り起こしなど人材確保に当たっている。

那覇市で一時預かり保育を実施する認可保育園数

 市が市内の認可園に一時預かり保育実施の有無について10日までに確認したところ、本年度実施の8園以外に3、4園から「人を確保できた場合は実施したい」と回答があったという。

 認可園での一時預かり保育の利用実績は17年度は2116人、18年度は1040人だった。実施の申告をした園のうち、17、18年度ともに保育士不足を理由に預かり保育を通年実施できなかった園もあった。市こどもみらい課の宮城安伸課長は保育士不足の中では、恒常的に保育が必要な子どもが優先されてしまう現状を説明。認可保育園での一時預かり保育の実施園数が10を切ったことに「リフレッシュや冠婚葬祭時に(一時預かり保育を)利用したい人たちが利用できない状況が出てくる。潜在保育士にどう現場に戻ってきてもらうかが課題だ」と話す。

 市は保育士確保策として、復職後6カ月間働いた「潜在保育士」に最大10万円を給付する事業を18年度から始めた。申請数は18年度に49人、本年度も4月から1カ月で24人の申請があった。給付事業は2年間としているが、保育士不足が続いた場合は「延長の可能性もある」と話している。