フリーアナウンサーの近藤サトさんを招いたタイムス女性倶楽部の講演会が11日、那覇市のパシフィックホテル沖縄であった。「グレイヘア」を選んだきっかけなどを話した近藤さんは「社会の流れに身を委ねるのではなく、『意(こころ)』を持って生きた先に自由がある」と強調。自分らしく日々を過ごす大切さを説いた。

講演で自分らしく生きる大切さを語る近藤サトさん=那覇市・パシフィックホテル沖縄

 染めるのをやめた大きなきっかけは東日本大震災。当時、自宅用の毛染め剤を買ったが「世の中の人々が生きるか死ぬかというときに、(自分は)何て浅はかな人間だ」と痛感したという。

 白髪を染めないでテレビに出演すると、周囲やインターネット上ではさまざまな反応があった。「でも白髪は身から出るもの。女は若くて奇麗な方がいいというのは、世界から見れば非常識だ」と訴えた。

 「『美しさ』は一人一人が見つけ出すもの」とも語り、「道を切り開くと、ネガティブな反応や評価がある。人生をシフトするリスクを恐れず、自分の選択が社会も変えるということを知ってほしい」と呼び掛けた。