性暴力の裁判を巡り、被害者が「抵抗できない状態だったとは言えない」などとして無罪判決が相次いだことを受け、被害当事者らの団体「Spring」(東京)は13日、山下貴司法相に刑法の運用見直しや改正を要望した。最高裁の大谷直人長官宛ての要望書も担当者に手渡した。

 性暴力に関する要望書を提出後、記者会見する被害当事者らの団体「Spring」代表理事の山本潤さん(中央)ら=13日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 要望後に記者会見した代表理事の山本潤さんは「一連の判決は当事者として納得できず、悔しい。被害の実態に基づく条文規定が大切だ」と訴えた。団体によると山下氏は「性暴力は魂の殺人だ」と話し、要望書を受け取ったという。

 要望書では、現行法の見直しと同意がない性交を罰する罪の創設を求めた。(共同通信)