沖縄県浦添市の自宅で大麻約750グラムを所持し、大麻草43株を栽培したとして、大麻取締法違反の罪に問われた県立特別支援学校の女性教諭(50)と無職の夫(49)の両被告の初公判が13日、那覇地裁であった。両被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。即日結審し、検察側は両被告とも懲役3年6月を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めた。

(資料写真)裁判所

 検察側の冒頭陳述などによると、被告の夫はうつ病などを発症し、20年ほど前から症状を緩和するため自宅で大麻を栽培。インターネットで海外から大麻の種子を取り寄せたという。被告の妻が反対したため何度も栽培をやめたが、症状が悪化するたびに栽培を再開。最終的に、妻も栽培を容認し水やりなどを手伝ったという。

 検察側は「違法薬物を使わなくても代替手段はあった。大麻への依存性は顕著で酌量の余地は乏しい」と指摘した。一方弁護側は「うつに効果があるとされる体操や薬を飲んでも症状は緩和されなかった。やむを得ず大麻を使っただけで、悪質とはいえない」と述べた。