◆浸水被害は27軒に拡大

大雨の影響で冠水した沖縄県与那国町祖納の道路を歩く人=13日午前(住民提供)

 50年に1度の記録的大雨から一夜明けた14日、沖縄県与那国町では浸水被害を受けた町民らが後片付けや復旧作業に追われた。「あすは営業できるだろうか」。自営業者からは嘆き節が漏れた。町総務課によると、同日午後5時現在の被害状況は床上浸水9軒、床下18軒。けが人の情報は確認されていない。

 自動車整備士の与那原繁さん(56)=祖納=は朝から車検用機械の復旧作業をした。水没したため、沖縄本島から修理業者に来てもらい機械を分解して乾燥させた。業者の旅費を含め全て自己負担。「痛い出費だけど15日には機械を使うので急いでいる」と話した。

 「ため息しかでない」。町与那国の民宿の女将(50)は片付けが終わらず、うんざりした様子。朝から家具などを外に出し、付着した泥を洗い流した。昨日まで自己都合で休業中だったのが不幸中の幸い。「15日以降は予約が入っている。片付けはまだまだだが、お客さまには迷惑を掛けられない」と話した。