【沖縄】沖縄市が進めている1万人収容のアリーナの建設現場で、環境基準値(1リットル中0・05ミリグラム)の5倍を超える六価クロム(0・275ミリグラム)が検出されたことが20日までに分かった。六価クロムは、主に酸化剤として使われる重金属で、長期間体内に取り入れると肺がんなどの原因となる恐れがある。

六価クロムが検出されたアリーナ建設地=20日、沖縄市山内

六価クロムが検出されたアリーナ建設地=20日、沖縄市山内

 市は今年1月11日に土壌調査を実施。調査報告書では、基準値を超過した地点の上部に廃棄物があり「セメント廃材やクロムを含んだ金属製品の腐敗などに起因する」とした。市によると、以前闘牛場だった際に県道や雨水配水管、駐車場の整備工事が実施されたという。

 市は今後、水質調査を実施予定。名桜大学の田代豊教授(環境科学)は「どの範囲まで六価クロムで汚染されているかを確定させ、浄化対策を進める必要がある」と指摘した。