沖縄県保健医療部は22日、県ドクターヘリが19日午前の運航中に、ヘリの機体後部に装着する無色ガラスの部品「衝突防止灯カバー」を欠落させたと発表した。飛行中に落下した可能性がある。22日現在で被害は確認されておらず、部品も見つかっていない。

欠落した部品と同型の衝突防止灯カバー

(資料写真)沖縄県のドクターヘリ

欠落した部品と同型の衝突防止灯カバー (資料写真)沖縄県のドクターヘリ

 運航会社の学校法人ヒラタ学園(神戸市)によると、欠落部品は重さ115グラム、大きさは直径約6・6センチ、高さ約6・2センチ。原因は腐食、経年劣化と推定している。2012年のヘリ導入後、部品は15年4月に1度交換し、今年2月の国の耐空検査でも問題は指摘されなかったという。

 欠落は19日午前8時52分から11時54分の間とみられ、ヘリは浦添基地を拠点に与論島への出動要請などに対応していた。飛行ルートの約7割は洋上。

 ヒラタ学園航空事業本部の平田光弘本部長は「沖縄県、関係者の皆さんにご迷惑、ご心配をおかけし申し訳ない」と謝罪。再発防止策で①従来の飛行前後の目視点検に加え、飛行後は触診など詳細点検も実施②メーカーから部品交換時期の規定は示されていないが、早期の交換を検討③県内外10カ所で運航する各ドクターヘリの特別点検を実施―などを挙げた。

 ヘリは部品欠落が分かった19日午後に運航を休止したが、部品の交換・点検を終えた20日午前8時半から運航を再開している。