人体に有害な影響が指摘されている有機フッ素化合物が北谷浄水場の水源から検出されていることなどを受け、供給先の中南部7市町村には、住民から「水道水は安全なのか」「うちの水道水はどの浄水場から来ているのか」などの問い合わせが寄せられている。自治体側は「(PFOSやPFOAについては)県企業局が米国の基準以下に浄水しており、安全性に問題はない」と説明している。

(資料写真)水道水

 北谷浄水場からの水が市内全域に届く宜野湾市には、17~22日までに市民からの電話が少なくとも20件あり「保護者にどう説明したらいいか」と尋ねる保育事業者もいたという。同じく全域が北谷浄水場の供給先に当たる北谷町は、同期間に約10件の問い合わせがあった。

 沖縄市、北中城村、中城村は北谷浄水場と石川浄水場の両方から供給を受けており、沖縄市では「石川浄水場の水に変えてほしい」との声もあったという。

 北谷浄水場と西原浄水場の2浄水場から給水される那覇市でも、「うちはどの浄水場の水か」との問い合わせが10件確認された。市によると、北谷浄水場の供給先は那覇新都心地域を含め約11万人(今年3月時点)。

 同じく2浄水場が給水元の浦添市は同様の問い合わせが数十件寄せられた。

 嘉手納町は全域が北谷浄水場ではなく石川浄水場から給水しているが、住民の不安を考慮し、今後の広報誌で改めて周知する予定だ。