米軍は23日夜、沖縄県うるま市の津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練を実施した。同水域での訓練は2日連続で、今月4度目。今年に入って5度目となる。定期船や漁船が航行する水域で安全上の理由から市や県が訓練の中止を求める中、またも訓練が強行された。

津堅島訓練場水域でパラシュート降下訓練後、ホワイトビーチに戻る米兵=23日午後9時25分、うるま市

 21日には嘉手納基地でも地元自治体の反対を押し切る形で降下訓練を実施しており、県内で3日連続となる。

 23日はMC130特殊作戦機から午後7時40分ごろに四つ、同8時ごろに三つのパラシュートが降下し、兵士か物資が水面に降りたとみられる。

 1997年から2016年までの20年間に同水域で確認された降下訓練は7回だが、17年と18年はそれぞれ少なくとも9回と急増。訓練が常態化し、地元の不安は増している。

 勝連漁業協同組合の上原勇行組合長は「もし何かあったら大きな事故につながりかねない。回数が増えるほどその可能性は高まる。夜間ならなおさらでは」と危惧した。

 21日に沖縄防衛局を訪れて訓練を実施しないよう求めた、うるま市議会基地対策特別委員会の又吉法尚委員長は「怒り心頭だ。市民の生命や安全が脅かされている。何度も抗議しているのに私たちの声は届いているのか」と憤る。「市議会として8月にも防衛相を直接訪ねて中止を要請したい」と話した。