【宜野湾】人体に有害な影響が指摘されている有機フッ素化合物が北谷浄水場の水源から検出された問題を受け、宜野湾市上下水道局の島袋清松局長は21日、県庁に県企業局の金城武局長を訪ね、水源の見直しなどを求める要請書を手渡した。松川正則宜野湾市長が23日、明らかにした。

沖縄県(資料写真)

 文書では、有機フッ素化合物の安全性が確認できるまでの間、嘉手納町の井戸群や周辺水域からの取水を停止し、別の水源を確保するよう要請。水道水の安全性を明確にして広く周知することや、汚染の原因究明と抜本対策も盛り込んだ。宜野湾市上下水道局によると、県企業局から具体的な回答はなかったという。

 北谷浄水場は、中部地域の河川や嘉手納町の井戸群などを水源に水道用水を処理しており、北谷町や宜野湾市、那覇市など中南部7市町村に給水している。

 県企業局による直近の水質調査では、嘉手納町の井戸集合群で1リットル当たり26ナノグラムのPFHxS(ピーエフヘクスエス)が検出された。PFHxSは国際的に製造や使用の禁止が検討されているが、国内では水道水の基準値が定められていない。