フランス・パリ南西部のポルト・ド・ベルサイユ展示会場でこのほど、消費者向けの第44回旅行博覧会が開かれた。 沖縄観光コンベンションビューローは今年もブースを構え、パリで訪沖商品を取り扱う旅行代理店と提携し、通常のガイドブックなどの配布とともに、具体的な情報と旅行を提案した。欧州域担当の上原温美さんは「ここ数年、訪日旅行ブームは上昇する一方で、日本ブースは他国と比べて活気がある。沖縄旅行を希望する人も増加傾向で、さまざまな問い合わせがあり、終日休む間もない忙しさだった」と振り返った。

フランスの旅行博で大勢の来場客の人気を集めた日本ブース=フランスのポルト・ド・ベルサイユ展示会場

 日本政府観光局(JNTO)は例年よりも日本ブースを拡大。日本の魅力を来場者に直接アピールするために、全国の観光情報発信のほか、さまざまなイベントを企画した。

 人気のある書道、茶道や折り紙の日本伝統文化に加え、高知県から発した「よさこいダンス」、沖欧三線クラブによる三線コンサート、新聞エコバッグなどの新たな試みを盛り込み、日本文化の多様性をアピール、観光プロモーションを盛大に行った。日本ブースには昨年をはるかに上回る3300人以上が来場した。広島県や岡山県といった地方自治体、小田急電鉄、テーマパーク、旅行会社、政府機関などの13団体が出展した。

 JNTO報道部は「2018年は訪日旅行者が3千万人を突破し、フランスからは30万4900人と過去最高を記録した。官民一体となって、日本の観光誘致に尽力した成果といえる」とコメントした。 (久高泰子通信員)