26日午前9時5分ごろ、沖縄県宮古島市平良の市道で、自転車のロードレース「第12回ツール・ド・宮古島2019」に参加していた数台が接触して転倒する事故があり、男性3人が病院に搬送された。宮古島署によると、那覇市の自営業島袋直樹さん(57)が死亡、1人は右鎖骨や右肋骨(ろっこつ)を折る重傷を負い、残る1人が膝に軽いけがをした。

死亡事故現場で検証する宮古島署の署員=26日、宮古島市平良久貝・トゥリバー地区

事故現場

死亡事故現場で検証する宮古島署の署員=26日、宮古島市平良久貝・トゥリバー地区 事故現場

 同署や主催者によると、現場は市平良久貝のトゥリバー地区に設置されたゴールの手前約100~200メートル。ゴールを目指し加速する中、3~4台が接触して転倒したという。島袋さんは心肺停止の状態で病院に搬送されたが、午前10時3分に死亡が確認された。

 同署は午後2時半ごろから現場検証を始め、出場者や大会関係者から当時の状況を聞き取った。島袋さんの死因や運営上の過失がなかったか調べている。

 島袋さんらの約50メートル後ろを走り、事故を目撃した那覇市の男性(46)によると、事故当時はだんご状態ではなく、数人が1列で走っていたように見えたという。「みんながラストスパートをかける位置。タイヤが接触して落車することはよくあるが、10年以上参加して人が亡くなる事故は初めてだ」と話した。

 島袋さんについて男性は「レースの常連でマナーや後輩を大切にし、多くの人が見習う存在だった。亡くなったことがまだ信じられない」と声を落とした。

 主催者は大会フェイスブックで「亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます」とのコメントを出した。

 大会関係者によると、現場付近ではコースをオーバーランした出場者が車と接触して軽傷を負う別の事故もあったという。