沖縄県女性力・平和推進課は28日、沖縄戦などの戦没者名を刻んだ糸満市摩文仁の「平和の礎」に、2019年度は新たに42人を追加刻銘すると発表した。

(資料写真)平和の礎

 内訳は県内出身者28人、県外出身者12人、韓国籍の朝鮮半島出身者2人。刻銘者総数は24万1566人となる。

 追加刻銘の市町村別内訳はうるま市7人が最多で石垣市5人、那覇市と宮古島市が各3人と続く。県外は北海道や東京都、愛媛県など11都道県だった。

 韓国籍2人のうち1人は、渡久地港(本部町)から物資を運ぼうとする最中に米軍の空襲で座礁した旧日本軍の船「彦山丸」乗組員だった金萬斗(キンマンドゥ)さん。本部町健堅に埋葬されたとの証言が明らかになっている。

 NPO法人「沖縄恨之碑の会」の沖本富貴子さん(69)は「県は徴用被害者を調査する韓国の関係当局と連携し、まだ刻銘されずにいる犠牲者を探してほしい」と求めた。

 追加刻銘は昨年12月末までの1年間で70人分申請があり、そのうち6人は刻銘済み、9人は資料不足などで保留となった。13人は死亡区域や時期が対象外だった。刻銘工事は6月20日までに完了予定。

 これにより全ての刻銘者の内訳は県内14万9529人、県外7万7448人、海外1万4589人となる。