今年3月に沖縄県今帰仁村の運天漁港に漂着した国の天然記念物ジュゴンの死骸について、同村は早ければ6月にも解剖し、全身骨格の標本化を進める。県や環境省は村の標本化作業に合わせて年齢や病気の有無など死因を究明する。

ジュゴンの大きさを測る漁協関係者=3月19日、今帰仁村・運天漁港

 今帰仁村議会(座間味薫議長)が27日に臨時会を開き、「ジュゴン標本化事業」として文化財保護費を18万5千円増額する補正予算案を全会一致で可決した。

 ジュゴンは現在、運天港にある今帰仁冷凍冷蔵施設で保管されている。解剖は沖縄美ら海水族館を運営する沖縄美ら島財団に依頼する方針で、標本化事業費は冷凍設備の利用料やジュゴンの移動費、解剖や標本化の指導のために招く識者の謝礼や旅費に充てる。