沖縄の米軍嘉手納基地周辺にある北谷浄水場の水源から人体に有害な影響が指摘される有機フッ素化合物が高濃度で検出されたことを受け、沖縄本島在住の女性らでつくる「水の安全を求めるママたちの会」が29日、沖縄県庁で会見し、水道水に含まれる有害物質がゼロとなるよう緊急対応を求める要請を発表した。要望書を同日、県企業局長に手渡した。県知事や各市町村長、国会議員らにも要請する予定。

水の安全を求める要望書を発表する山本藍さん(右から2人目)ら=29日、県庁

 呼び掛け人の山本藍さん=那覇市=は、7歳と10歳の2児の母。胎児・乳児の発育障害の原因となる恐れがあるPFOS(ピーホス)とPFOA(ピーホア)が水道水に入っている自体が「異常事態」と指摘し、「まずは全国平均値以下を目指してもらいたい」と訴えた。

 要望書では、県内全域での有害物質調査や汚染が疑われる地域への浄水器の無償提供、ペットボトルの配布などを求めた。また、国による基準値の設定、国と米軍に対し汚染となる物質の使用中止・除去などを求めるよう県に訴えている。