沖縄県で「ケービン」の愛称で親しまれた軽便鉄道那覇駅跡(現在の旭橋駅付近)で見つかった「転車台」の遺構が1日から一般公開される。那覇市文化財課によると、機関車を方向転換させる回転台の「転車台」は県内では唯一、那覇駅に設置されていたという。

1日から一般公開される転車台の遺構=5月31日、那覇市のバスターミナル付近

 軽便鉄道は1914~45年初頭まで営業した県営の鉄道。

 れんが積みの転車台は直径約6メートル80センチ。現在のバスターミナルの再開発工事に伴い、2015年から16年にかけて発見された。その後、約6千万円をかけて移築や保存工事を実施。遺構は発見場所から約10メートル離れた交通広場に置いた。

 転車台は人力で動かしていたといい、市文化財課は「ここに軽便鉄道があったことを感じてもらいたい」と語った。

 遺構の周りには転車台に機関車が乗った様子を再現した模型や説明板もある。

 市文化財課は15日午前10時半と午後2時から一般向けの解説会を開く。事前の申し込みは不要。