沖縄都市モノレール(ゆいレール)の3両化導入に伴い、用地取得を伴う車両基地の拡張整備について、沖縄都市モノレール社と沖縄県、那覇市浦添市が4日までに、現在の同社運営基地(那覇市安次嶺)に近接する自衛隊用地と、てだこ浦西駅(浦添市前田)周辺の2案に絞り込んだ。早ければ本年度から用地取得に向けた調査や地主への意向確認を始める。(2面に関連)

2両編成で走行するゆいレール

 3両化にすると車両が増えるため、保管や整備する場所の拡充が必要。4月に沖縄都市モノレール中長期輸送力増強計画検討会議で3両化導入を決めた際、資金計画の他に用地取得を伴う車両基地の拡張整備が課題としてあげられていた。

 自衛隊の運動用地は、現在のモノ社の運営基地と一体として活用できる一方、自衛隊への代替地の有無や多数の地権者との交渉などが必要。てだこ浦西駅周辺は広大な土地を確保できる可能性がある半面、那覇市と浦添市に車両基地が分散することなどへの懸念がある。そのため、用地を取得する場合の利点や欠点を詳細に調査した上で決定する予定だ。

 モノ社は3両化導入に必要な費用を200億~290億円と試算している。どの用地を取得するかによって費用が変わってくるため幅を持たせているという。内閣府が補助率の引き上げを打ち出した一括交付金のハード交付金を活用して、用地取得も行うことができる。6月中旬に開かれるモノ社の株主総会で、資金調達方法や3両化の導入計画、運営基地の検討状況などが説明される。