前田鶏卵(沖縄県那覇市、前田睦己社長)は、県産の半熟卵を特製だし汁に漬け込んだ「まえだの味付たまご」の香港輸出を本格化した。昨年9月から現地の日系スーパー4店舗で取り扱いを始め、週に平均150パックを輸出。香港だけで月300万円の売り上げを目指しながら、今後、シンガポールや台湾への輸出、他の加工品の輸出も狙う。

香港の日系スーパーで「味付たまご」の試食販売に参加した前田鶏卵の前田社長(左)=5月30日、香港(前田鶏卵提供)

香港の日系スーパーに輸出している前田鶏卵の「味付たまご」

香港の日系スーパーで「味付たまご」の試食販売に参加した前田鶏卵の前田社長(左)=5月30日、香港(前田鶏卵提供) 香港の日系スーパーに輸出している前田鶏卵の「味付たまご」

 県内では、同社だけが香港へ卵の加工品を輸出できる施設として、厚生労働省に認められている。5月30日~6月2日の4日間には500パックを輸出し、現地の「シティースーパー」で試食販売会を開いた。県内では3個入り税別200円で販売しているが、香港では約2倍の金額という。

 同社は月に約8万個を製造。その9割が県内のラーメン店やうどんチェーン店などに卸している。香港には日本のラーメン店が相次いで進出。県内での実績も生かし、ラーメン店などへの販路拡大を狙う。

 前田社長は「無添加のだし汁が好評。だし巻き卵などの他の加工品需要もあり、市場は伸びる。販売や営業も強化していきたい」と話した。