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国、護岸の申請なく形状変更 名護市・辺野古の新基地建設 沖縄県は違法性指摘へ

2019年6月8日 09:00

 名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が10日にも土砂の陸揚げを始める「K8」護岸が、当初の計画と異なる形状であることが7日、分かった。当初案は水平に伸びていたが、実際は一部が海にせり出しており、土砂を積んだ船が接岸できるようになっている。県は護岸から土砂を陸揚げするのは目的外使用だと指摘している。

辺野古崎のK8護岸(手前)。灰色の突起部分が、未申請で造られたとみられる構造物=7日午後、名護市辺野古(小型無人機で撮影)

現在の護岸の図

辺野古崎のK8護岸(手前)。灰色の突起部分が、未申請で造られたとみられる構造物=7日午後、名護市辺野古(小型無人機で撮影) 現在の護岸の図

 一方で防衛省は、護岸の設計概要で具体的な陸揚げ場所までは限定していないとして、問題ないと主張している。

 公有水面埋立法で工事の設計変更は知事への申請が必要となるが、K8は申請されていない。県は公水法違反で新基地建設の違法性の追及を強める見通しだ。

 本来は行政指導などで対応するが、県には埋め立て承認を撤回した効力が現在も有効との立場がある。工事全体を違法と主張するため、K8に限った行政指導は検討していない。

 ただ、7月にも提訴する訴訟など、法廷闘争の場で違法性を強調する材料となりそうだ。

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