岩の間から塩水が湧いている国指定天然記念物の川「塩川」(沖縄県本部町崎本部)で近年、赤土の流出が深刻化している。沖縄県北部に断続的に雨が降った11日、通常は澄んでいる水が茶色く濁り、海へと流れていた。町民には近隣の塩川集落背後にある採石場との関連性を指摘する声もあり、同町に調査を求めている。町教育委員会の担当は「原因が分からないので調査を検討する」と説明している。

(写図説明)通常は澄んでいる流れが赤土で茶色に染まった天然記念物「塩川」=11日、本部町崎本部

 赤土を問題視している仲宗根須磨子町議によると、昨年から白く濁るようになり、やがて茶色に染まるようになった。「昔はきれいで魚も泳いでいた。こんなにひどくなったのはここ最近だ。天然記念物保護の観点からも町は早急に調査してほしい」と求めた。

 町によると塩川は1972年に天然記念物に指定された。塩水が流れる川は世界でもこの塩川とプエルトリコの2カ所しかないという。