沖縄県の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)内で11日午前、米国製の500キロ爆弾1発の不発弾が見つかった。海上自衛隊沖縄基地隊が12日、不発弾を那覇空港第二滑走路建設地付近にえい航し、海底で保管している。那覇市によると、那覇軍港で不発弾が見つかるのは初めて。

那覇軍港で発見され、えい航された500キロ不発弾=12日、那覇空港第二滑走路建設地付近(海上自衛隊沖縄基地隊提供)

不発弾の発見場所

那覇軍港で発見され、えい航された500キロ不発弾=12日、那覇空港第二滑走路建設地付近(海上自衛隊沖縄基地隊提供) 不発弾の発見場所

 那覇市防災危機管理課によると11日午前8時頃、米軍からしゅんせつ工事の発注を受けた民間業者が土砂をすくい上げて船に下ろす作業をしていたところ、不発弾を発見。同日午前9時半に市に連絡した。海上自衛隊沖縄基地隊にも同昼頃に米軍から不発弾かどうか確認を求める依頼があった。

 不発弾の大きさは全長約150センチ、直径約50センチ。業者は「磁気探査作業をした上でしゅんせつ作業に取りかかった」と話しているという。

 海上自衛隊沖縄基地隊は12日午前9時半頃からえい航作業を開始。午後0時20分からゴムボートでえい航し、午後2時29分に那覇空港第二滑走路建設地付近の水深13~15メートルの海底に置いた。

 那覇海上保安部によると、不発弾をえい航するため那覇軍港の出入り口にあたる那覇水路を午後0時22分から40分までの18分間規制した。この間の規制に伴う一般船舶への影響はなかったとしている。

 見つかった不発弾については今後、市や消防署、自衛隊など関係機関が集まる協議会を立ち上げ、対応を検討する方針。(社会部・比嘉桃乃)