1本の木にたわわに実ったマンゴーを示す比嘉峯夫さん=11日、今帰仁村今泊

 沖縄県今帰仁村今泊のマンゴー農家、比嘉峯夫さん(67)が栽培するマンゴーが、1本の木に約900個の実を付けた。2017年にも800個の実を付けた樹齢32年の木で、過去最多という。赤く染まった果実を前に比嘉さんは「よく働いてくれた」と樹木をねぎらい、いつか千個の実がなる希望を持って「千なりマンゴー」と命名した。

 栽培歴は23年。ビニールハウス3棟で56本を育てている。害虫の天敵をハウス内に放つ「天敵農法」で減農薬に取り組むなど、勉強に余念がない。

 通常は1本に80個程度の実を付けるマンゴー。17年に多数の実を付けたこの木を「特別扱いしている」(比嘉さん)。ほかの木との間隔を離したり、周辺に穴を掘って水はけを良くしたりするなど工夫を重ねた。

 前年は肥料を与える量と時機を誤ったことで実をつけなかったが、今年は結実に成功した。マンゴーは1個平均400グラム以上で、約360キロの出荷を見込んでいる。比嘉さんは「これだけ実を付けても樹勢は衰えていない。来年も同数の実がなるのではないか」と早くも期待している。(北部報道部・又吉嘉例)

マンゴーは1本の幹から多数の枝分かれがある