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市場で商売54年「卒業のタイミング」 建て替える牧志公設市場 次の舞台へ熱気リレー

2019年6月17日 17:00

 「さようなら」「ありがとう」の声と鳴りやまない拍手-。施設開業から47年の歴史に幕を閉じた第一牧志公設市場。閉場日は早朝から県内外の公設市場ファンでごった返した。午後7時から開かれた移転セレモニーは市場関係者と来場客が入り交じったカチャーシーで締めくくり、場内の熱気が最高潮に達したまましばしの別れを告げた。

移転セレモニーで、この日限りで店を閉める女性(中央)をねぎらう市場関係者と城間幹子那覇市長=16日午後7時20分ごろ、那覇市・第一牧志公設市場前(国吉聡志撮影)

 市場はこの日も、早朝からカメラやスマートフォンで現施設の記念撮影をする客の姿があった。昼食時間には2階の食堂フロアがほぼ満席になるなど、来場客は市場の思い出話で盛り上がっていた。

 最終日を盛り上げようとBEGINの島袋優さんらによるラストライブも。場外では市場関係者による「道ジュネー」も披露され、花を添えた。

 1969年10月に起きた市場の火災で、一時店舗移転を余儀なくされ、現施設の開業と同時に市場に戻って営業を続けてきたかまぼこ専門店「ジランバ屋」の玉城幸子さん(75)=那覇市=は「ここは住み慣れた場所なので寂しい。移転しても変わらず客が来てほしい」と目を潤ませた。

 通ったかまぼこ店「うたきぬめー」が現施設の閉場とともに店じまいすることを知り、家族で駆け付けた又吉由美子さん(44)=豊見城市=は「赤ちゃんの頃から私を知るおばあちゃんが店じまいすると聞いて急いで来た。最後に自分の子どもを見せることができてよかった」と笑顔を見せた。

 現施設の閉場をきっかけに営業を終える店も。54年間、公設市場で肉や土産品を販売してきた翁長優子さん(74)=那覇市=は「建て替えは卒業するタイミング。さみしいけど、これからも隣近所仲良く楽しい市場であり続けてほしい」と願った。

 

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