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尖閣発言を撤回 デニー沖縄知事の会見全文

2019年6月17日 16:40

 5月31日の定例記者会見における尖閣諸島に関する発言について

沖縄県庁

 本日、石垣市議会で「沖縄県知事の尖閣諸島に関する問題発言に対する抗議及びその撤回を求める抗議決議」が可決されたと聞いております。

 尖閣諸島はわが国固有の領土であるというのが日本政府の公式見解であり、沖縄県としても同様に考えております。

 5月31日の定例記者会見で質問のあった、5月24日の尖閣諸島周辺海域の領海内で中国公船2隻が一時的に高州丸(こうしゅうまる)に接近するような状況になったことについて、現場の状況を伝える地元紙の報道によると、海上保安庁の巡視船から「中国公船を挑発しないでください」というような呼び掛けもなされていたとのことであります。

 私の発言は、中国公船による領海侵入を許容するものではなく不測の事態を回避し、事態をエスカレートさせないようにとの趣旨のものであります。

 しかしながら、「中国公船がパトロールしているので故意に刺激するようなことは控えなければならない」という私の発言は尖閣諸島周辺海域が日本の領海ではない、との誤解を与えかねないものであり、尖閣諸島に関する私の認識とは異なるものであることから、撤回させていただきたいと思います。

 沖縄県は、尖閣諸島に関する日本政府の見解を支持するものであり、これまでもわが国の漁船の安全操業の確保に向けた体制の強化、違法操業を行う外国漁船に対する取り締まりの徹底について繰り返し国に要請するなど、尖閣を巡る問題を重要視してきたところです。

 第11管区海上保安本部におかれては、尖閣諸島周辺の領海、排他的経済水域を始め、広大な沖縄県の海上警備に当たられるとともに、離島における救急患者の搬送など、沖縄県民の安全確保のため、多大な御尽力をいただいていることに、心から感謝申し上げます。

 尖閣諸島を巡る問題につきましては、平和的な外交·対話を通じて、1日も早い解決が図られるよう、日本、中国の両政府に全力を尽くしてもらいたいと考えております。

 令和元年6月17日

 沖縄県知事 玉城デニー

 
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