くら寿司は18日、定置網で取れた小さな未成魚をいけすで約1年間育てて、すしネタとして活用する事業を始めたと発表した。2021年までに価値の高いマダイなど計約2トンの出荷を目指す。

 小さなマダイが泳ぐ水槽の横で、すしネタとして加工できる大きさのマダイを持つくら寿司の担当者=18日

 くら寿司は、提携する漁港などで取れた魚を全量買い取る手法で食材を安く調達しているが、小さくてそのままではすり身などにしかならない未成魚も入っている。育てて食材として提供することで、貴重な天然魚を有効活用する考え。

 まずは香川県さぬき市と愛媛県上島町で水揚げされたマダイから始める。約500グラム以下の真鯛は徳島県阿南市のいけすに移し、すしネタとして加工できる大きさまで成長させる。(共同通信)