最良のお見合い相手を選ぶにはどう見極めるべきか。確率論で言えば「37%ルール」があるそうだ。「最初の37%は選ばず、その後、これまでで一番の人が現れたら、その人を選ぶ」

▼もし10人とお見合いするなら、最初の3人は善しあしに関わらず見送り、4人目以降で最良と思えた人を選ぶ、というもの。母数がいくら増えても基準の37%は変わらない。人間性を度外視した机上の話だが、確率の世界は摩訶不思議な一面を持つ

▼こちらは当選確率1~2%とされるプラチナチケットの争奪戦。東京五輪観戦申し込みの抽選結果が発表され、各地で悲喜こもごもの表情が見られた

▼1カ月前、公式販売サイトの混雑に悪戦苦闘しながら申し込んだ私も、ひそかに期待しながら発表を待った1人。競争倍率が高いとはいえ、どれか1種目は当たるだろうと踏んでいたら見事に全て落選。公式サイトでの確認には100万人超の順番待ちで約2時間かかるおまけも付いた

▼「確率でわかる驚きのニッポン」(廣済堂出版)を読むと、確率1%前後の現象は「卵1個に黄身2つ」1・3%、「玉の輿(こし)に乗る」0・4%。「初恋が実る」も1%だった

▼これほどの難しさだと思えば五輪チケット落選も少しは得心できる。狭き門の争奪戦はまだ序盤。気を取り直して秋の先着順発売を待とう。(西江昭吾)