第101回全国高校野球選手権大会(8月6日から16日間・甲子園)の出場校を決める地方大会は22日、全国のトップを切って沖縄と南北海道で開幕した。

すでに動きはぴったりの首里応援団=首里高校石嶺球場

初戦に向けて応援練習にも熱が入る糸満野球部=糸満高校

黄色に染まる糸満スタンドは声量で圧倒する=2018年

うねりを上げる「首里高サンバ」で選手を後押し=2017年

すでに動きはぴったりの首里応援団=首里高校石嶺球場 初戦に向けて応援練習にも熱が入る糸満野球部=糸満高校 黄色に染まる糸満スタンドは声量で圧倒する=2018年 うねりを上げる「首里高サンバ」で選手を後押し=2017年

 今春のセンバツ決勝で話題になった、東邦と習志野の「美爆音対決」。甲子園のアルプススタンドにも匹敵する応援合戦が、沖縄で見られるかもしれない。22日に開幕した全国高校野球選手権沖縄大会。第2日の23日、沖縄セルラースタジアム那覇である「首里−糸満」の一戦は、スタンドでの熱い戦いにも注目だ。

 両校ともに県内屈指の大応援団を誇る実力校。糸満は黄色に、首里は青色にスタンドが染まり、野球部員だけでなく何百人もの生徒が大声援を送る。11日の組み合わせ抽選会で対戦が決まると、ツイッターでは「応援の方も激アツ」「スタンドが壊れる」などプレーだけでなく、応援団対決を期待する声が上がった。

 首里応援団の見どころは、チャンステーマの「首里高サンバ」。応援の定番曲「サンバ・デ・ジャネイロ」に合わせて、スタンドが一斉に踊りだし、一糸乱れぬ動きはまるで大きな波のよう。うねりはグラウンドの球児にも乗り移り、応援団副団長の新里拓海は「負けているときとかにやると逆転したりする。魔曲です」と戦力の一つに挙げた。

 糸満だって負けてはいない。太鼓をたたく加藤晴也は「糸満は質より量。声で圧倒します」と気合十分。野球部は応援団で約90人、他の生徒も巻き込んで応援ツアーを組む。「ハイサイおじさん」や4番山城真平の打席で響く、クイーンの「ウィー・ウィル・ロック・ユー」は腕の見せどころで「いろんな高校が使っているけど、糸満が一番格好いい」と胸を張る。

 糸満では、6月上旬にベンチに入れなかった3年生の引退試合があった。応援団長の神谷俊都はスタンドから声援を送ってくれたレギュラーに感謝し「次はこっちの番。全員が応援団長」と一致団結で挑む。

 首里では入学時からすぐに「首里高サンバ」を踊れる生徒もおり、一昨年は団体チケットが500枚も売れるほど野球応援が盛ん。応援団長の又吉晃矢は「どっちも応援が一つのポイントになる。声帯がつぶれるくらい、死ぬ気で応援する」と拳を握った。

 試合に出場できなくても、思いは一つ。魂を込めた応援で、チームを勝利へと導く。(我喜屋あかね)

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