「サンエー浦添西海岸パルコシティ」の27日開業に合わせて、県内のアウトレットモールや総合スーパー(GMS)がセールを企画している。値ごろ感を高めるため割引率を高くしたり、買い物のリピートにつなげるため一定の金額以上の購入者に商品券をプレゼントする。沖縄本島全域を商圏に設定するパルコに客足が奪われないよう、独自テナントの誘致にいち早く着手するなど店舗の差別化を徹底している。(政経部・仲田佳史)

22日からバーゲンを始めているイオンモール沖縄ライカム内の店舗=24日、北中城村

 豊見城市の沖縄アウトレットモールあしびなーは27日からサマーセールを開く。例年7月の第一金曜日から実施しているが、今年はパルコ開業日に合わせて前倒しした。担当者は「2015年のイオンライカム開業時には1カ月以上、客足が落ちたため危機感がある。ブランド品を安く提供し、来店の魅力を全面に出したい」と意気込む。

 30日までの4日間限定で、衣料品やバック、アクセサリー類などを5千円以上買い上げで500円の買い物券(1日先着千枚)をプレゼントする。7月15日まで、例年の最大80%引きを上回る90%引きの商品も用意し、客足を呼び込む方針だ。

 イオン琉球も27日から7月1日まで、イオンライカム店を除くGMS5店舗で最大1万円分のイオン商品券が当たる抽選会を開くほか、ライカム店では27日、先着500人に300円分の値引き券を提供。今月7日から始めた同社の前身となるプリマートと沖縄ジャスコの合併20周年記念企画の第2弾で、広報担当者は「パルコ開業を意識して早い段階で対策を打っている。商品券であれば次の来店にもつなげられるので今後も続けたい」と話す。

 県内最大の売り場を持つイオンモール沖縄ライカムは29、30の両日、専門店で使える1万2千円分のイオン商品券を先着千人限定で、1万円で販売する。4月のリニューアルオープンではファッション系がメインのパルコと差別化するため体験型アミューズメント施設を誘致し、迎え撃つ用意をしてきた。担当者は「家族での滞在時間が延びれば食品や衣料品の売り上げにもつながる。先駆けて店舗展開してきた強みを生かして人気イベントを続々と打ち、客足が流れないようにしていく」と話した。

(写図説明)22日からバーゲンを始めているイオンモール沖縄ライカム内の店舗=24日、北中城村