「サンエー浦添西海岸パルコシティ」の27日開業に伴い、同店に入る唯一の道路となる西海岸道路の交通渋滞への懸念が高まっている。慢性的な渋滞が経済的損失につながるとして、浦添商工会議所が関係機関に対策を要請したほか、住民生活への影響を不安視した周辺自治会が浦添市に渋滞対策を求めた。サンエー側も来店客に渋滞を避ける進入経路を呼び掛けたり、開業日に来店客の分散を図ったりするなど細心の注意を払う。

西海岸道路に隣接する「サンエー浦添西海岸パルコシティ」。那覇・南部から向かうと交通渋滞が予想される=21日、浦添市西洲(小型無人機で撮影)

渋滞回避の経路

サンエーパルコの渋滞緩和策

西海岸道路に隣接する「サンエー浦添西海岸パルコシティ」。那覇・南部から向かうと交通渋滞が予想される=21日、浦添市西洲(小型無人機で撮影) 渋滞回避の経路 サンエーパルコの渋滞緩和策

 サンエーによると、同店南側の曙交差点や、なうら橋から向かう客が多い場合、大規模な渋滞が発生する見込み。最も混雑する時間帯は午後5時から同6時とし、物流企業が集積する西洲卸団地のトラック輸送や周辺の生活道路への影響が懸念されるという。

 一方、開業に伴う来店のピークは開業後、最初の日曜日となる30日を予想。以後、緩やかに減少すると見通している。

 開業時の渋滞対策としてサンエーは、開業日から7月15日まで、同店周辺道路の18カ所にスタッフを配置し、同店北側の城間方面から来るよう呼び掛ける。7月末までは沖縄都市モノレールの「おもろまち駅」西口ロータリーと「第二城間」の北向けバス停から、毎日午前8時半から午後8時半までシャトルバスを10~20分間隔で運行する。状況次第で期間延長もある。

 平常時も来店の参考になるよう同店のホームページに、渋滞道路を赤色で表示する地図や駐車場の空車情報を掲載。生活道路への進入がないよう通行自粛を求める表示板を近隣道路に設置するほか、急患の発生などに対応するため店内に対策本部を置き警察や消防などの関係機関と連携する。

 開業に伴うイベントでも渋滞緩和策をとる。開業から8日間のセールでは、同じ商品をサンエー全店舗で割り引き客足を分散。来店客の波を平準化するため、テレビCMの放送開始時期を直前2日前からとし、回数も当初計画より約6割削減する方針とした。

 担当者は「近隣住民や企業にご迷惑を掛けないようにしたい」と話した。