長雨や日照不足により、ゴーヤーやヘチマ、葉野菜などの出荷が減少し、卸価格が高騰している。6月1~24日までに県中央卸市場に出荷されたゴーヤーは、前年同期比19%減の214トン。1キロ当たり平均単価は227円と前年同期比12円安になっているが、出荷量が減り始めた21日から上昇。24日の平均単価は659円と約3倍になった。また、カラシナや小松菜などの葉野菜の卸値も、梅雨入り前と比べ約2倍となっている。(政経部・津波愛乃)

県産ゴーヤーを売り場に補充するスーパーの担当者。小売りに影響はまだ出ていない=25日、那覇市・タウンプラザかねひでにしのまち市場

 県中央卸市場に6月1~24日までに出荷されたヘチマは前年同期比17%減の53トン。1キロ当たりの平均単価は約1・27倍の240円になった。ゴーヤーの出荷量も214トンで19%減少している。

 葉野菜は、梅雨入り前と比べ出荷量が落ち込み、平均単価は約2~3倍で推移している。梅雨入り前に1トン前後の出荷があったカラシナは、梅雨入り後、200~300キロ前後に落ち込み、1キロ当たりの平均単価は600円前後と約3倍になった。

 小松菜の出荷量は約60%減の600キロ前後で、平均単価は約2・5倍の500円前後。エンサイの出荷量は約60%減の200キロ前後、平均単価は約2倍の400円前後で推移している。

 同市場を運営する沖縄協同青果の担当者は「これ以上、極端に価格は上がらないが、現状が続けば消費者の買い控えにつながり、価格が下落するだろう」と予測する。一方で、価格の高騰はあくまで一過性のもので、天候の回復とともに出荷量も安定するとの見方もある。

 県内の量販店では、現在は県産品を扱うが、バイヤーは今後の価格上昇を見越し、産地を変えて対応することも検討している。「冬野菜の白菜や大根とは違い、小分けで販売できない。このまま価格が上昇するのであれば、県外産で対応する」と話す。 

 別の量販店は「市場での流通量は減っているが、現時点で仕入れに影響は出ていない」と説明。梅雨が長期化した場合には仕入れにも響くとして「もう少し先行きを見ていかないと分からない」と話した。