浦添市経塚にある浦添工業高校敷地内の斜面で発生した土砂崩れ。市消防本部などによると、幅約30メートル、高さ約50メートルにわたり、補強用のコンクリートの混じった土砂が崩れ落ちた。同校は被害拡大の恐れがあることから午前11時45分までに全校生徒を下校させた。

大雨のため土砂崩れが起きた浦添工業高校。土砂の一部は校内の道路にまで達した=26日午後3時54分、浦添市経塚・浦添工業高校

 1時間目の授業開始時刻の午前9時10分ごろ。突然、「ゴォー」というごう音が響いた。当時、事務室にいた真喜屋強史教頭は「地響きとともに大きな音が聞こえた。外を見ると土砂が崩れているのが見えて驚いた」と振り返る。土砂は校舎正面玄関に続く道のすぐそばまで達した。玄関までは約20メートルだった。

 朝から降り続く大雨の影響で、遅れて登校する生徒を、近くにいた教諭らが避難させた。校舎内にいた生徒も現場から離れた校舎へと移動させる対応を取った。真喜屋教頭は「通学時間と重なっていたらと思うととても怖い。生徒がパニックにならず、冷静に対応してくれたので二次被害もなく済んだ」と話した。

 同校は今後も雨で土砂が崩れる恐れがあるため27、28両日の休校を決めた。27日からの期末試験も延期となった。

 市防災危機管理室によると、過去にも周辺で土砂崩れが発生しており、現場は土砂災害警戒区域に指定されていたという。