NPO法人「石川・宮森630会」が後援する劇団「石川ひまわりキッズシアター」の公演が29日、沖縄県うるま市の石川会館であった。タイトルは「石川の群星」で1959年6月30日の宮森小学校ジェット機墜落事故がテーマ。子どもたちの熱演に、会場を訪れた約600人の観客からは大きな拍手が送られた。630会は事故から60年に当たる30日、慰霊祭を開催する。

石川ひまわりキッズシアターの舞台「石川の群星」の一場面=29日、うるま市石川会館

 キッズシアターは市石川地区の子どもたちで構成されている。2012年の結成以来、宮森事故や石川の歴史をテーマにした舞台を発表してきた。

 今回は現代の少女がタイムスリップして墜落事故を体験、命の大切さや生きることの意味を見つめ直すストーリー。「大切なものを失いたくない。ずっと笑顔でいたい」というメッセージをミュージカル仕立てで表現した。

 劇団のリーダーを務める石川中3年の石川心月さん(14)は「観客の皆さんに今ある幸せが当たり前のものじゃないって伝えられたと思う」と手応えを話した。

 夫が宮森事故の体験者で、会場で鑑賞した石川順子さん(59)さんは「みんなダンスも上手で、素晴らしい表現力だった。見ていて感動した」と笑顔を見せた。

 キッズシアターは30日午前9時半から宮森小で開かれる慰霊祭にも出演する。