1959年に米軍のジェット戦闘機が沖縄県の旧石川市(現うるま市)の住宅地に墜落し、宮森小学校に激突した事故から60年を迎えた30日、同校で追悼慰霊祭(主催=NPO法人石川・宮森630会、遺族会)が開かれた。事故の被害者や遺族ら300人以上が参列し、犠牲となった18人の冥福を祈った。

仲よし地蔵に礼拝し、犠牲者を追悼する出席者=30日午前9時34分、うるま市石川・宮森小学校

 参列者は犠牲者の名前が刻まれた「仲よし地蔵」に花束を手向け焼香。事故が起きた午前10時40分に黙とうをささげた。

 墜落事故を語り継ぐ630会の久高政治会長(71)は「残された家族や体験者は60年たっても心の痛みに苦しんでいるが、今でも沖縄の空を縦横無尽に米軍機が飛行している」と変わらない現状を訴えた。

 参列した玉城デニー知事は「現在も過重な基地負担があり、多くの事件・事故が繰り返されている。学校の安全が脅かされてはならない。基地の整理・縮小を日米両政府に求めていく」と述べた。