今年3月に沖縄県読谷村の海岸で女性の遺体が発見された事件で、沖縄県警は2日、女性を溺死させ本人のキャッシュカードなどを盗んだとして、埼玉県川口市の解体工の男(36)=窃盗罪で起訴=を強盗殺人の疑いで再逮捕した。容疑を否認しているという。県警は同日、第11管区海上保安本部と合同特別捜査本部(本部長・島袋令刑事部長)を設置した。

(資料写真)パトカー

 捜査関係者によると、当初は「崖から突き落とした」との供述があったという。

 逮捕容疑は3月2日午前0時45分ごろから同2時45分ごろにかけて、残波岬付近の読谷村宇座の海岸で、宜野湾市に住む知人の女性=当時(32)=を溺死させ、キャッシュカードと現金約2千円入りの財布を盗んだ疑いがある。

 容疑者は学生時代、宜野湾市内の高校に通っていたという。

 県警は5月23日、容疑者が女性の死亡後に知人の女(21)=川崎市=と共謀し、女性のキャッシュカードを盗んで現金を引き出したとして窃盗容疑で2人を逮捕。6月17日にも同容疑で再逮捕し、捜査を進めていた。

 県警の調べによると、2人は3月2日から4日、宜野湾市や北谷町内のATMで6回にわたり計約270万円を引き出した疑いがある。窃盗容疑についてともに「引き出したのは事実だがキャッシュカードを盗んだ覚えはない」と一部否認している。

 現金の引き出しは解体工の男が女に指示したという。

 女性の遺体が見つかったのは今年3月2日午後0時半ごろ。残波岬から南南東約1・5キロの海岸で、うつぶせの状態で浮いていた。自殺を図る動機がないなど、死亡に不審な点があったことから、県警と海保が捜査していた。