熊本県水俣市議会は3日、定例会最終日に本会議を開き、四大公害病の一つ・水俣病を巡る諸問題を扱う「公害環境対策特別委員会」の名称から「公害」の文字を除く議案を、賛成多数で可決した。

 同市の水俣病被害者・支援者連絡会は、市議会の動きに反発。「(病の)公式確認から今年で63年となったが、訴訟が続き被害者救済のめどさえ立たない」として、名称変更中止の要望書を各会派に提出していた。

 連絡会を構成する水俣病被害者互助会の佐藤英樹会長(64)は、可決を受けて「問題が終わったような印象を世間に与える。教訓を発信するためにも、変更はおかしい」と苦言を呈した。(共同通信)