力を合わせて火災を防いだとして沖縄県久米島町で消防長表彰式が6月24日、同町消防本部で開かれた。表彰を受けたのは町儀間の大道スミ子さん(86)、與座剛さん(67)と弘美さん(62)夫妻の計3人。

浜元浩消防長(後列中央)から火災予防で表彰を受けた與座弘美さん(前列左)、大道スミ子さん(同右)=6月24日、久米島町消防本部

 大道さんは今年5月7日、友だちの家の庭の花を見に出掛けた時、たまたま通り掛かった木造住宅の窓から噴き出る黒い煙に気付いた。大声で近所の與座さん夫妻に知らせると、弘美さんが119番通報。火災報知機が鳴る中、剛さんが煙の充満する家に入って空だきされていた鍋を外に持ち出した。直後、鍋が発火したという。

 浜元浩消防長は「火災を防ぐ素早い連携と、的確な行動だった」とたたえた。大道さんは「友達とゆんたくに行くところで、びっくりした」と振り返った。與座さん夫妻は「無我夢中だった。大事に至らなくてよかった。地域のつながりは大切だと思う」と話した。(比嘉正明通信員)

(写図説明)浜元浩消防長(後列中央)から火災予防で表彰を受けた與座弘美さん(前列左)、大道スミ子さん(同右)=6月24日、久米島町消防本部