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小泉進次郎氏の出身大学・生い立ち・結婚願望は?

2019年7月1日 00:00

衆議院議員総選挙小泉進次郎氏について          

小泉進次郎氏のプロフィル

 小泉進次郎は、衆議院議員、自民党厚生労働部会長、当選4回。独身。1981年4月14日、横須賀市生まれ。父は小泉純一郎元首相。関東学院大学卒業後、米国コロンビア大学で政治学修士号を取得。米国戦略国際問題研究所(CSIS)の元研究員。2009年、「民主の風」と「世襲批判」という圧倒的な逆風を受けながら初当選。この時、自民党の新人は進次郎氏を含め4人しか当選していない。2011年に自民党青年局長。2013年に内閣府大臣政務官・復興大臣政務官に就任し、東日本大震災の復興に全力を尽くす。震災復興は現在も進次郎氏のライフワークとなっている。2015年に自民党農林部会長として農政改革に取り組む。これと平行して、2020年代に向けた社会保障改革にも着手。2018年10月からは「進もう、人生100年時代へ。」をキャッチフレーズに、新たな社会保障の実現に取り組んでいる。

公務以外のプライベートが報じられることが少ない小泉氏だが、2019年8月7日、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんと結婚することを公表した。20年初めにも第1子が誕生予定という。

沖縄の選挙の応援に入り街頭で支持を呼び掛ける小泉進次郎衆院議員=2018年9月27日、那覇市金城

小泉進次郎氏の生い立ちは?

 両親の離婚で政治活動で多忙の父純一郎元首相の実姉である道子氏に育てられた。関東学院六浦中学校・高等学校では野球部に所属。ここで体育会系の上下関係を経験。このときの体験は、政治活動の中でもいきているという。 高校時代は副将も担った。ポジションはセカンド、打順は一番が多かった。選球眼がよく、出塁とランナーを進める事を意識した。高校三年の夏はベスト16。春の県大会では、格上の桐光学園に勝ってベスト8の好成績を残した。

 関東学院大学卒業後、約3年間アメリカに留学。コロンビア大学大学院に進学、一定の英語力を身につけた。政治学修士号取得後、ワシントンDCにあるアメリカ陸海軍直系のシンクタンク、CSIS(戦略国際問題研究所)に所属。ここで日本外交に多大な影響力を持ってきたリチャード・アーミテージ氏や、マイケル・グリーン氏など、「ジャパンハンドラーズ」の影響を受ける。進次郎の外交・安全保障観も親米が軸。

 帰国後、父純一郎氏の秘書を務め、父の後継として2009年衆議院選挙に出馬する。この時の選挙は安倍、福田、麻生内閣が短期で終わり、リーマンショックの影響も受けるなどし、政権交代が実現する「民主の風」が吹き荒れた。

 進次郎はこの時、さらに「世襲批判」の逆風にもさらされた。現在では全く見られない光景だが、選挙中にやじを飛ばされたり、足を踏まれたり、ペットボトルを投げられるなどの嫌がらせも受けたという。 逆風をはねのけ初当選したものの、自民党は野党に転落。一期目は野党議員となった。

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小泉進次郎氏の政治活動

 2009年10月、進次郎は発信力を買われ、党遊説局長代理に就任、2010年の参院選の自民党の勝利に尽力。2010年9月に遊説局長に昇格した。2011年10月には党青年局長に就任。

 野党時代の2011年、東日本大震災が発生した。局内に復興支援を担う「チーム・イレブン」を立ち上げ、被災地に通うようになった。自民党は2012年の衆院選に勝利。その後立ちあがった安倍内閣では、2013年9月に内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に就任した。東北の復興支援は、いまも進次郎氏のライフワークの一つになっている。

 2015年10月、党の農林部会長に就任すると、農政改革に取り組む。当時、TPP対策に直面していた自民党は支持層であるはずの農家から強い反対を受けていた。一方、安倍政権は対米関係を重視、TPPを推進した。進次郎もTPP推進の立場で、日本の農家への横並び政策を批判。質の高い日本の農産物を海外に売り出す好機とし、海外市場でも戦える強い日本農業の実現を訴えた。

南大東島を視察する小泉進次郎氏(左)ら=2016年2月6日、同村池之沢(東和明通信員撮影)

 さらに進次郎氏は農協に対し、農林中金不要論を発言したり、農協を介した生産資材の購入が農家の生産コストを上げているなどと問題提起するなど、農協改革を主張。議論はJA全農の株式会社化に発展。JA全農はこれを拒否し、対立が激化した。

 進次郎は農政改革と同時に社会保障改革にも取り組んだ。日本は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック後に人口減少や社会保障の課題に直面すると警鐘を鳴らし、2015年12月の参議院選挙前には、安倍政権が補正予算で低所得の高齢者向けに3万円の給付金を配ることを表明した。これに進次郎や党内若手議員らが反発。これを受け自民党は党内で次世代の社会保障のあり方を検討する「2020年以降の経済財政構想小委員会」を設置し、進次郎は事務局長を務めた。小委員会は「人生100年時代の社会保障へ」という提言をまとめ、年金支給開始年齢を柔軟に選択できるようにする事などを主張。さらに2017年3月、「こども保険」を提案。会社と労働者から集める社会保険料を0.1~0.5%上乗せし、これを財源にし現行の児童手当を月額5千円~2万5千円増額させる、などと提案した。

 18年6月、超党派の「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」が発足、事務局長を務め、国会でのペーパーレス化に取り組むほか、女性議員の妊娠・出産時の代理・遠隔投票などを検討している。

 「安倍一強」と言われる自民党内で、安倍首相に対して批判的なメッセージを発信する数少ない政治家。自民党内で抜群の発信力を誇り、森友学園に関する財務省の決裁文書改ざん問題では、文書改ざんを「平成の政治史に残る大きな事件だ。信頼なくして憲法改正なし」と断じ、多くのメディアが繰り返し進次郎の発言を引用した。また、2017年の衆院選では、出馬するかどうか注目を集めた小池百合子・東京都知事に対し、都政と国政の間にはさまり「出ても無責任、出なくても無責任だ」と強烈な皮肉をぶつけた。いまだ当選4回だが、大手マスメディアは「進次郎番」を付け、進次郎の発言に耳を傾ける。

 発信する機会も多いが、失言がほとんどない。自身が、「政治家は、最後は言葉だ」と言うように、記者団に囲まれて発言する際には慎重に言葉を選ぶ姿が目立つ。2017年の総裁選の際は、石破茂氏を支持したが、投票の直前まで具体的な発言を避け、安倍vs石破の政局に捲きこまれるのを避けた。

自民党の部会であいさつする小泉進次郎同党農林部会長=2015年12月3日、自民党本部

 一方で、間接的な表現で、自身の政治的なスタンスを発信をする事もある。例えば前述の総裁選の際、「違うことを恐れない。最後は自分が納得する以外ない」と安倍首相の圧勝が予想される中、こうした発言で石破氏への支持をにじませた。こうした発信の際、記者の裏をかくことは少ない。

 「小泉ブランド」のイメージを保つため、自身の考えと自民党や党幹部などと考えが異なった場合でも、自身の姿勢を貫く事がたびたびある。2019年6月、丸山穂高衆院議員に対する糾弾決議を全会一致で可決した際、採決を棄権した。

 大手マスメディアの世論調査で「次期首相は誰が望ましいか」という問いで、進次郎は常に1位を含む上位に名前が挙がる。その抜群の発信力に加え、時に安倍首相に批判的な姿勢を示す事から非自民党支持層からも好意的な評価を得ている事なども影響している。

 総裁選の季節になると、進次郎が出馬するかしないかが、永田町の話題に上る。これまで進次郎氏は公には出馬の意欲を具体的には示していないが、「総理になって欲しいと言ってもらえるような政治家になりたい」と発言した事はある。また、自民党幹部の一人は、2009年の「民主の風」の時のように、自民党が政権の座を奪われそうな状況に陥ったとき、無党派と一定の野党支持層の切り崩しも期待できる進次郎が出馬する、とみる。

 派閥には所属していないが、「2020年以降の経済財政構想小委員会」など、進次郎が中心となって立ちあがった政策チームの若手議員らと関係を深めており、こうした議員らが潜在的な「進次郎派」とも見られている。進次郎が出馬すれば、派閥の枠を越えた一定の勢力ができあがると見られている。

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小泉進次郎氏の結婚予定は?

 独身。プライベートの女性関係が報じられる事は少ない。一方で、週刊誌などによると、高校時代には部活動の同級生のマネージャー、大学時代には横須賀中央駅近くの洋品店でアルバイトをしていた女性、代議士になる直前は実家近くのカフェを経営していた女性との付き合いが報じられた。また2012年には赤坂の議員宿舎に地元横須賀のレジャー産業で働く女性が訪れたとされる。2015年には元復興庁職員との関係も報じられた。2019年8月7日、滝川クリステルさんと結婚することを公表した。

記事紹介:小泉進次郎氏らがメタボ健診体験 「一人一人が健康管理を」 | 共同通信 ニュース | 沖縄タイムス+プラス  

支持者と記念撮影をする小泉進次郎氏=2016年1月20日、宜野湾市野嵩

まとめ

 元総理の小泉純一郎氏を父に持つ政治家一家に生まれた。衆院議員で当選は4回。率直な物言いで人気があり、各地の選挙でも応援演説の依頼が多数あり、全国的な知名度を誇る。「小泉ブランド」のイメージを保つため、自身の考えと自民党や党幹部などと考えが異なった場合でも、自身の姿勢を変えないことも。「安倍一強」といわれる中、安倍首相に対しても批判的な発言をする政治家としても知られる。将来の総裁候補と目され、総裁選のたびに名前が取りざたされ、注目度、発進力ともに抜群の政治家といえる。

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