7月1日にオープンした第一牧志公設市場の仮設市場2階にある飲食スペースで、店主たちが想定外の暑さに頭を悩ませている。記者が計測すると、昼のピーク時には30・2度を記録した。調理場では50度になった所も。那覇市は風通しを良くしたり、業務用扇風機を入れるなど対応に当たっているが、抜本的な解決には至っていない。暑さを引き起こしている要因を調べ、原因が分かり次第早急に対応する方針だ。(社会部・比嘉桃乃)

店では扇風機を設置して暑さをしのいでいる=11日午後0時半頃、那覇市の仮設市場

2階の食堂フロアでは、手前の温度計で30・2度を記録した=午後0時40分、那覇市の仮設市場

店では扇風機を設置して暑さをしのいでいる=11日午後0時半頃、那覇市の仮設市場 2階の食堂フロアでは、手前の温度計で30・2度を記録した=午後0時40分、那覇市の仮設市場

 11日午後0時半ごろ、仮設市場2階では多くの観光客が食事を楽しんでいた。ただ、うちわであおぎながら食べる人もちらほら。ベンチでサーターアンダギーを頬張っていた奥野真百合さん(47)=東京都=は噴き出る汗をハンカチで拭いながら「前の市場はこんなに暑くなかったのに…。暑過ぎますよね」とぐったり。

 2階の飲食店調理場の暑さ問題はより深刻だ。「きらく」の店長、上原祥平さん(34)によると、ピーク時は50度まで計測できる温度計で50度を記録したという。「従業員の熱中症が心配。小型のクーラーを調理場に入れることも検討している」と話す。「道頓堀」のマネジャー、上原佐和美さん(64)は「多くの人が訪れる夏休みが控える中、早めにどうにかしないといけない。お客さんには気持ちよく過ごしてもらって、来て良かったと思ってもらいたい」と環境の改善を求めた。

 仮設市場はプレハブでできている。市なはまち振興課は設計上問題はないとしつつも「プレハブ内で大量の火を使う食堂が並ぶケースはなかなかない」と話す。暑さの要因はさまざまだとみており、一部の飲食店事業者では、調理場の熱を外に出すための排気と吸気がうまくいっていなかったため改善を求めた。同課の担当者は「何が一番効果的な対策か検討したい」とした。