12日の東京株式市場でかんぽ生命保険株の売り注文が優勢となり、時価総額が一時、2015年11月の上場以来初めて1兆円を割り込んだ。保険の不正販売問題による業績悪化の懸念が根強く、取引時間中の上場来安値を更新した。

 かんぽ生命株は11日まで3日続落しており、値ごろ感から買い戻しも入った。12日はかんぽ生命の持ち株会社である日本郵政株、グループのゆうちょ銀行株もさえない値動きとなった。

 日本郵政グループの株価低迷は、政府が今秋にも予定する日本郵政株の追加売却に悪影響が出る可能性がある。売却収入は東日本大震災の復興財源に充てられるため、高値売り出しが望ましい。(共同通信)