沖縄タイムス+プラス ニュース

[参院選7.21]データ分析があばく参院選2候補の独自色 第一声と総決起大会演説の単語頻度

2019年7月14日 09:30

 参院選は21日の投開票日まで14日で1週間となる。沖縄選挙区に立候補し、事実上の一騎打ちの展開となっている2氏が特に訴えていることを、第一声と総決起大会の演説を基に、単語などに分割して、使用頻度などを分析する「テキストマイニング」という手法で調べた。

安里繁信氏の第一声と総決起大会の演説内容の分析の結果

高良鉄美氏の第一声と総決起街頭演説会で話した内容の分析の結果

安里繁信氏の第一声と総決起大会の演説内容の分析の結果 高良鉄美氏の第一声と総決起街頭演説会で話した内容の分析の結果

 沖縄の声を政府に届ける重要性や離島振興を訴える自民公認でシンバホールディングス前会長の安里繁信氏(49)=公明・維新推薦=は「声」や「島」「沖縄」という単語の頻度が高かった。辺野古の新基地建設阻止を訴え沖縄の民意を示す大切さを唱える無所属で「オール沖縄」勢力が推す琉球大学名誉教授で憲法学者の高良鉄美氏(65)は「辺野古」や「民意」「海」という単語が多用された。

 安里氏は第一声で「北風と太陽」を例に県と政府の対立状況を説明。演説全般では、平成の時代で学んだ教訓を生かし、令和では「イデオロギー闘争は終わり、沖縄の政治を前に進めていきたい」と強調する。そのため「旅人」や「令和」「イデオロギー」という単語も大きく表示された。

 動詞では、沖縄に対する議論や理解を深める大切さを強調するため「深める」の重要度が高くなった。

 高良氏は、県民投票や過去の選挙で示された民意を無視し辺野古新基地建設を続ける安倍政権を批判するため「強行」という単語が強く出た。「たから」という自らの名前にあわせて「宝の清き1票を高良に、宝の海を守るためにも力を貸して」と呼び掛けるため「宝」も大きくなった。

 糸数慶子参院議員の「平和の一議席」を引き継ぐため、動詞では「守り抜く」を使うことが多い。

【分析の方法】ビッグデータの各種解析ツールや人工知能(AI)を使った支援ツールを開発・提供している東京都のUserLocal(ユーザーローカル)のテキストマイニングツールで分析した。一般的な文書にはあまり出ないが、2氏の演説ではよく出現する単語を重視する仕組み「重要度」に応じて表示されている。青が名詞、赤が動詞、緑が形容詞、灰色が感動詞を表してる。
前の記事へ 次の記事へ
沖縄関連、今話題です(外部サイト)
JavaScriptをOnにしてください
きょうのお天気