沖縄県石垣市平得で美容室を経営する浦﨑智哉さん(38)は2日から、移動販売車で飲食を提供する「フードトラック」のサービスを始めている。栄養豊富な微細藻類で島で培養される「ユーグレナ」入りスムージーなどを販売し、本業の美容だけでなく健康も届ける。浦﨑さんは「美容を軸に、新たな価値を探した先に健康があった。島の食材を生かしながら美と健康づくりに貢献したい」と話している。

移動販売車と、美容師で経営者の浦﨑智哉さん(左)、妻の侑子さん(中央)ら=石垣市平得・美容室「U+」

 浦﨑さんは八重山高卒業後、大阪の専門学校を経て美容師として働いた。2017年11月、約20年ぶりに拠点を古里に移し、美容室「U+(ユープラス)luve heart,s And Be」を開いた。

 大阪の店舗でユーグレナの化粧品を使っていたことが縁で、沖縄でも同じ製品を取り扱うほか、店内に設けた「ドリンクスタンド」でスムージーを提供していた。

 「健康志向の飲料。ニーズはある」。浦﨑さんはユーグレナに可能性を見いだし、移動販売車の新事業を決めた。オリジナルブレンドやタピオカ入りの飲み物、ポタージュスープなどをメニュー化。飲料以外では高校の同級生でマーミヤかまぼこ社長の金城有作さん(38)の協力を得て、ユーグレナかまぼこも用意した。

 島の果物を使ったソフトドリンクやかき氷、冷やし焼き芋などもある。全商品の価格は250~750円。販売車は美容室の営業に合わせて店舗前で稼働し、祭りなどのイベントでは会場に出向く。

 金城社長は「友人としても経営者仲間としても応援している。新しいものをどんどん発信する販売車であってほしい」と期待した。