那覇市内の県立高校で楽器調整のための県費(役務費)が不正に会計処理され、吹奏楽部の楽器購入に充てられていた問題で、当時の同部顧問が13日、本紙の取材に応じた。役務費は楽器を扱う業者と「プール金」として留保され、楽器が購入されたことを認めた。一方で「(前任から)聞いてそういう手続きなのだと認識していた。不適切とは気付かなかった」と説明。楽器購入以外の流用も否定した。

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 同顧問は2016~17年度に、非常勤教員として同校音楽科に着任した。自身は同部の指導を担い、15年度から勤めていたもう1人の教員が会計処理を担当したといい、「報道されてプール金が問題だったと分かった。知らなかったとはいえ反省したい」と話す。

 同校では15年度から業者とのプール金があったという疑惑が出ているが、自身は着任前として同時期の関与を否定。17年10月にもう1人の教員が発病し休職したことから、「その後1人で会計処理するようになった。どのように処理するか分からなかったので、業者に相談しながらやった」と語った。

 楽器の調整・修理は頻繁だが、役務費の決済は年度末になることから「業者には部費から先に支払い、後で書類を作成した。楽器が足りなかったので残った金は保護者らと話し合って楽器購入に充てた」という。

 「顧問の指示で不正な会計処理をした」との別の教員の証言は「事実と異なる」と強調。県教育庁の調査にも応じ、「真実を伝えたい」と話した。