性暴力の実態に沿った刑法改正の実現を目指す「#Me Tooで変えよう!刑法性犯罪Spring全国キャンペーン」が13日、那覇市の県男女共同参画センターてぃるるで開かれた。

参加者は性犯罪に関する刑法改正に向けてメッセージを寄せた。前列左は山本潤代表理事=13日、県男女共同参画センターてぃるる

 性暴力被害者らでつくる団体「Spring」(東京都、山本潤代表理事)が主催し、約60人が参加。現行刑法の課題を提示し2020年の法改正見直しに向けて協力を呼び掛けた。同団体は全国各地を巡回し沖縄は3カ所目。

 性犯罪に関する刑法は17年、110年ぶりに改正されたが、時効があることや同意がなくても暴行脅迫によって抵抗が著しく困難な状態と認定されなければ、罪に問えないといった課題が残る。

 山本代表理事は、県内での開催について「復帰後も続くさまざまな性暴力を考えると、沖縄の痛みを共にしなければ私たちが望む性暴力のない世界はつくれない」と強調。法律上、性加害者が有罪になりづらく起訴率が下がり続ける現状に触れ「弱い立場の人が性暴力を受け続け、性暴力を許す社会の風潮につながる」と懸念し、「政治に声を届け、働き掛けることで刑法改正を目指したい」と訴えた。

 Springは、市民の声を政策決定に関わる国会議員や関係省庁に直接伝えるロビイング活動を展開。イベントでは、実際に参加者が議員との面談予約や要望の仕方などをロールプレーイングで体験し、市民の声を政治に届けるまでの過程を紹介したほか、法改正に向けたメッセージを参加者から集めた。

 NPO法人おきなわCAPセンターが共催した。