県系4世で南太平洋のニューカレドニアに住むエミリー・トセイ・ミヤザトさん(17)が沖縄の親戚を捜していた件で、協力した沖縄ニューカレドニア友好協会は12日、宜野湾市に住む親戚の上間美代子さん(77)と真境名貞子さん(72)に面会した。エミリーさんは24日に来沖予定で、2人は「まさか捜してくれていたとは。ぜひ温かく迎えたい」と笑顔を見せる。親戚一同で歓迎会を開く予定という。

家系図を見ながら、エミリーさんの来沖を心待ちにする親戚の真境名貞子さん(左)と上間美代子さん=12日、宜野湾市の真境名さん宅

 エミリーさんの曽祖父は、沖縄からニューカレドニアへ移民した糸満市出身の故宮里長盛さん。美代子さんは長盛さんの次女・故真境名友見子さんの長女で、貞子さんは長男の嫁に当たる。

 2人によると、友見子さんは母ナベさんの位牌(いはい)や墓を別にしていた。いつでもニューカレドニアに持っていけるように準備し「うんちけー(ご案内)しないと」と繰り返していたという。三十数年前に長盛さんの息子でエミリーさんの祖父ガエタンさん(故人)が来沖した際、ナベさんの遺骨をニューカレドニアの一家の墓に持っていってもらったという。

 過去にはガエタンさんが1カ月ほど沖縄に滞在するなど交流もあったが、友見子さんが亡くなってからはニューカレドニアの親戚と疎遠になり、30年ほど連絡が途絶えていた。2人とも、ニューカレドニアとのつながりは自分たちが最後の世代になるのではと気掛かりだったという。

 2人は友好協会に、エミリーさんは日本語を話せるのか、きょうだいはいるのかなどを興味津々に尋ねていた。貞子さんは「このタイミングで出会えることがとてもうれしい。写真もたくさんあるので、家族のことを話したい」と心待ちにしている。(社会部・國吉美香)