17日午前8時ごろ、沖縄県那覇市安里の一戸建て住宅で「女性が血だらけで倒れている」と親族から119番通報があった。女性はこの家に住む85歳で、約30分後に搬送先の病院で死亡が確認された。県警は同日、同じ建物に住む息子で、56歳の刑務官を殺人の疑いで緊急逮捕した。「刺したのは間違いない」と容疑を認めているという。

「80代女性が血だらけで倒れている」と通報があった事件現場の住宅=17日午前9時59分、那覇市安里

 逮捕容疑は16日午後4時ごろから17日午前8時ごろの間に、女性の首や胸などを刃物で複数回刺し、殺害した疑い。

 住宅は4階建てで、女性は2階のベッドの上に血まみれで倒れていた。警察官が駆け付けると、息子は3階におり、犯行を認めた。傷痕と供述が一致したため、重要参考人として任意同行していた。

 県警によると、女性は2階に、息子は3階に住んでいた。凶器の刃物は特定できていない。犯行動機は不明。容疑者は数カ月前から刑務官を休職していたという。

 近隣住民によると、17日午前4時ごろ、口論している声が聞こえたという。

 県警は18日以降、司法解剖と現場検証を進め、死因や動機を詳しく調べる。