大型の台風5号の接近に備え、沖縄県の宮古島と八重山地域の農家や漁業者らは17日、ビニールハウスのネットを外したり、船を陸揚げしたりと対策に追われた。

台風5号の接近を警戒し、陸揚げした漁船をロープで固定する漁業者=17日午前11時15分ごろ、石垣市登野城漁港

 石垣市の登野城漁港で船を陸揚げしていた一本釣り漁船の比嘉康雅さん(62)=市登野城=は、「先月はハーリーがあり、その後も南風が強くてなかなか漁に出ていない。大きな打撃だ」と困り顔。ただ通過後は海水温が下がり魚が戻ってくる面もあるといい、「災害がないことを願っている」と話した。

 宮古島市平良松原のビニールハウスでマンゴーを栽培する下地直輝さん(36)は、徐々に風が強まる中、4棟あるハウスの防風ネットを下ろす作業に汗を流した。実ったマンゴーは出荷時期を迎えているといい「風で落ちたり傷ついたりしないか心配。直撃しないで」と不安そうだった。