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玉城デニー知事 サンゴの特別採捕許可、判断見送り 二つの裁判終わるまで

2019年7月19日 12:23

 沖縄県の玉城デニー知事は19日の定例記者会見で、沖縄防衛局が名護市辺野古の埋め立て予定海域に生息するサンゴを移植するため4月に申請していた特別採捕許可の判断を、県が国を相手に提起する二つの裁判が終わるまで見送る考えを示した。県は埋め立て承認撤回を取り消した国土交通相の裁決を違法、無効と裁判で争っており、埋め立て工事を進める手続きに応じない姿勢だ。国が対抗措置をとる可能性は高い。

定例記者会見でサンゴの採捕許可申請の判断を見送ると発表した玉城デニー知事(右端)=19日午前、沖縄県庁

 県は国交相裁決の取り消しを求め、17日に地方自治法に基づく「関与取り消し訴訟」を福岡高裁那覇支部に提起した。また、行政事件訴訟法に基づく「抗告訴訟」も那覇地裁に提起する予定で、県議会の同意を得ている。

 玉城知事は「サンゴの特別採捕許可申請については、農林水産部でさまざまな観点から慎重に検討してきた。国土交通大臣の裁決に関して訴訟を提起し、係争中であることから、この司法の最終判断が出るまでは処分を行わないと判断した」と語り、埋め立て承認撤回が有効であると強調した。

 池田竹州知事公室長は司法の最終判断について「訴訟が終結した時点。今後の訴訟の進展を見ながらになる」と説明。抗告訴訟を提起する時期については「11日に議会の議決をいただき、弁護士との契約などを含め、訴状や証拠書類の準備を進めている。若干時間を要している」と話した。

 防衛局は埋め立て予定海域の大浦湾側に生息する小型サンゴ類3万8760群体の移植を申請。標準処理期間は今月8日になっていた。池田知事公室長は「標準の処理期間であって、過ぎたら駄目ではない。関与取り消し訴訟と抗告訴訟の最終判断が出るまで、処分は控える」と語った。

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