例年5月から夏場にかけて、潮通しの良い深い場所で回遊が見られるスマガツオ。引き味と抜群の味覚で、フカセ・カゴ釣り師から高い人気を得る回遊魚。毎年この時期になると決まって那覇一文字に繰り出すZUMIZの國場俊さん。狙うのはヒット後に高速で逃げ回り、一筋縄ではいかない取り込みまでのスリルが体感できる3キロを超す大型サイズだ。今回は堤防の特に潮が流れるマル秘の場所を選定した。早朝1便で渡り、オキアミ主体のまき餌を投入。ツムブリやオーマチなどの回遊魚に加え、良型タマンの実績もある一級磯。慎重に潮流を見極めようとするが、この日は磯上がり前からの激流と、強い濁りで魚の反応は全くない状態だった。日差しが強まるとともに魚の反応が期待できなくなり、2時間仮眠をとる。

那覇一文字で61センチ、2.45キロや60センチ、2.76キロのスマガツオを釣ったZUMIZの國場俊さん=13日

屋慶名海岸で44.2センチ、1.49キロのミナミクロダイを釣った玉城卓郎さん=12日

中部の海岸で63・5センチ、3・01キロのタマンを釣った知念諒さん=14日

糸満釣り筏で60センチ、2.4キロのロウニンアジを釣った沖縄桜曾の神谷響さん=3日

与勝海岸で72センチ、4.43キロのタマンを釣った中山聡さん=14日

国頭海岸で50・3センチ、1・68キロのタマンを釣った金折貴洋さん=12日

屋我地漁港でトカジャーなどを釣った與久田佑心さん=14日

天仁屋海岸で52・3センチ、2・1キロと41・7センチ、1・24キロのアーガイを釣った仲宗根勲さん=14日

那覇一文字で61センチ、2.45キロや60センチ、2.76キロのスマガツオを釣ったZUMIZの國場俊さん=13日 屋慶名海岸で44.2センチ、1.49キロのミナミクロダイを釣った玉城卓郎さん=12日 中部の海岸で63・5センチ、3・01キロのタマンを釣った知念諒さん=14日 糸満釣り筏で60センチ、2.4キロのロウニンアジを釣った沖縄桜曾の神谷響さん=3日 与勝海岸で72センチ、4.43キロのタマンを釣った中山聡さん=14日 国頭海岸で50・3センチ、1・68キロのタマンを釣った金折貴洋さん=12日 屋我地漁港でトカジャーなどを釣った與久田佑心さん=14日 天仁屋海岸で52・3センチ、2・1キロと41・7センチ、1・24キロのアーガイを釣った仲宗根勲さん=14日

 お昼すぎ、再びまき餌を投入すると適度な潮流に落ち着いている。「ここからが本番」と見極めて勝負に出る。残った半解凍状態のオキアミ3キロを残り2時間かけて投入するハイペースに切り替えた。外海に向かって流れていく上げ潮に仕掛けを乗せていくと、道糸とハリスが一直線になる「仕掛け立ち」の状態になった。13時30分に海面から5メートルの棚で待望のファーストヒット。オープンベールのリールから激速で道糸が引き出される。30メートルほど泳がせてから回収スタート。この日は2時間で1・56キロ、1・22キロ、2・45キロ、2・76キロを釣り上げた。

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 海中道路が架かる本島付近、藪地島側の護岸に接岸するメッキ(小型のガーラ)を狙ってライトタックルで挑む屋慶名在住の玉城卓郎さん。12日の午前7時30分、水深1メートルの浅い場所で普段は見かけない黒い大きな魚影を確認した。表層付近をゆったりと泳ぐ魚を凝視すると、どうやらミナミクロダイのようだ。5センチのクランクをセットして、表層から10センチのラインを走らせるイメージで投入とリトリーブ(リールを巻きルアーを泳がせる)。20分間、粘り強く投げ続けてようやくヒット。ライトタックル特有のスリリングなやりとりを堪能する。5分ほどのやりとりで小さいカニを数匹飲み込んだ44・2センチ、1・49キロのミナミクロダイを釣り上げた。(名嘉山博 釣りpower)