サトウキビを活用した商品開発を手掛けるさとうきび創生ラボ(浦添市、代表理事・中村圭一郞アンカーリングジャパン代表取締役)は、サトウキビの搾りかす(バガス)から作ったジーンズを開発し、1月から浦添市港川の「SHIMA DENIM WORKS」で販売している。ジーンズ生地の糸にバガスを混合することで、軽くてサラサラとした肌触りを実現した。消臭効果もあるという。バガスにファッション面から価値を付与することで、サトウキビ資源の有効活用にもつながっている。

バガスから作られたジーンズを履くさとうきび創生ラボの富井岳さん=19日、浦添市のSHIMA DENIM WORKS

乾燥させたバガス(左)とバガスを使ったジーンズ=19日、浦添市のSHIMA DENIM WORKS

バガスから作られたジーンズを履くさとうきび創生ラボの富井岳さん=19日、浦添市のSHIMA DENIM WORKS 乾燥させたバガス(左)とバガスを使ったジーンズ=19日、浦添市のSHIMA DENIM WORKS

 今後はバガスと糸の混合技術を活用し、県内企業のユニホームやジャケットなどアイテムを増やす方針だ。

 「SHIMA DENIMジーンズ」(税別3万3千円)は、横糸にバガスをマニラ麻と混合した和紙糸、縦糸に綿を使って生地を作り、ジーンズに仕立てる。

 バガスは繊維が非常に固く、糸にするのが難しい。そのため、県内外の企業の協力を得て、バガスを粉末化し、マニラ麻と混合することで和紙糸の開発に成功した。

 できあがったデニム生地は、沖縄市のデニム工房でジーンズに仕立てられる。

 さとうきび創生ラボは、地域創生に関心のある県内外の若手経営者7人が集まり、2016年からサトウキビに着目。商品化する構想を練ってきた。18年に「さとうきび創生ラボ」として、一般社団法人化した。

 さとうきび創生ラボの富井岳さん27は「県民に日常的に愛用してもらい、サトウキビをもっと身近なものに感じてほしい」と話している。

 問い合わせはSHIMA DENIM WORKS、電話098(988)3100。